エフテックグループ論理方針
エフテックグループでは、「わたしたちの行動指針」において「法令の遵守」「社内規則の遵守」「公正な取引」について定めています。今般、エフテックグループは、倫理的な行動をより実質的なものとすべく、エフテックグループ倫理方針(以下本方針)を制定しました。
本方針は、2000年6月に採択された国連「グローバル・コンパクト」や経団連「企業行動憲章」を尊重し、外部の専門家の助言を得たのちに、2023年11月21日に株式会社エフテックの取締役会において承認されたものです。
本方針の実践を通じて、ステークホルダーの皆様と協働して、社会から存在を期待される企業であり続けるため、持続可能な事業活動に取り組んでいきます。なお、本方針はエフテックグループのホームページに開示されており、すべてのステークホルダーに周知されています。
1. 基本的な方針
エフテックグループは、あらゆる行動において倫理的に正しい行為を最優先に考え、常に、各国の法令・ルールを遵守し、遵法精神が高い企業であり続けるため社会的良識を持って行動します。また、コミュニケーション豊かで平等・健全な職場環境を築くために、社内規則の制定主旨を正しく理解しこれを遵守します。さらに、不合理な商習慣には従わず、社会通念を超える利益供与や便宜、強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組みます。また政治・行政との不透明な関係や反社会的勢力との関係を否定し、自由・公正・健全な取引を行います。
エフテックグループでは、重要なコンプライアンスの個別分野について、具体化・補充するものとして、以下の個別方針を定めています。関係する方針等は以下の通りです。
・コーポレートガバナンス・ガイドライン(2015年11月制定、2021年11月改定)
・情報セキュリティガイドライン(2019年4月制定)
・エフテックグループ税務方針(2023年3月制定)
・サプライヤー サステナビリティガイドライン(2023年10月制定)
2. 適用範囲
本方針は、エフテックグループ(株式会社エフテックおよび子会社)のすべての役員および従業員(派遣従業員を含む)に適用されます。
また、エフテックグループは、全てのビジネスパートナーに対しても、本方針の内容を理解・支持いただくことを期待するとともに、遵守されるよう働きかけます。
3. 推進体制
エフテックグループ全体におけるコンプライアンス推進の最高責任者は取締役社長であり、コンプライアンス推進責任者は管理部門の担当役員が務めます。コンプライアンス推進責任者はコンプライアンスを推進するためコンプライアンス委員会を開催します。
コンプライアンス委員会の役割
- 当社グループ全体のコンプライアンスプログラム、諸施策の審議
- エフテックグループのコンプライアンスプログラムの進捗状況の協議
コンプライアンス委員会の構成および役割
- 委員長 :管理部門の担当役員 コンプライアンスプログラムの統括、指揮、監督
- 委員 :各部部長 各部門のコンプライアンス体制の構築・運営、方針の遵守
- 事務局 :管理本部 総務部 委員長の指示のもとコンプライアンス委員会の運営推進
4. 国際規範で意識される禁止行為
(1) 腐敗行為の禁止
エフテックグループは、公務員及びこれに準ずる者に対し、事業上の便宜の獲得を目的として、金品その他の利益の供与・約束を行いません。わたしたちは、事業活動を行うすべての国の腐敗防止に関する法令を遵守し、贈収賄、背任、横領、インサイダー取引等のあらゆる腐敗行為に加担しません。
(2) 利益相反行為の禁止
エフテックグループは、取引の公平性を保つため、事業活動を行うすべての国で法令により規制された利益相反行為を行いません。
(3) 不正・詐欺の禁止
エフテックグループは、不正行為を許さない信念に従い、他人を欺く意図的な行為、重要事実の虚偽表示・隠蔽や、マネーローンダリング等の犯罪に加担することのない組織づくりに努めます。
(4) 反競争的慣行の禁止
エフテックグループは、「私的独占の禁止」、「不当な取引制限(カルテル・談合)の禁止」、「不公正な取引方法の禁止」等の事業活動を行うすべての国の法令を守り、自由・公正な競争を通じた取引を行います。
(5) 情報セキュリティの確保
エフテックグループは、保有する情報資産の適切な管理を行い、情報セキュリティ事故の発生を予防し、情報資産の安全・正確な運営を行うべく努めてまいります。
5. 内部通報制度
エフテックグループは、人権(ハラスメント・労働条件)や腐敗行為(贈収賄・反競争的慣行等)、法令や企業倫理に違反する行為について直接連絡や相談することのできる「エフテックグループ企業倫理改善提案窓口」を社内外に設置しています。
提案はエフテックグループで働くすべての従業員等から受け付けます。提案者のプライバシーは保護するとともに、提案者が当該窓口に提案したことを理由に、職務上の不利益を被らないよう必要な措置を講じます。受け付けた通報について法令や企業倫理上の問題があるか事実調査を行います。提案の重要度に応じ、社内処分や注意・指導を行うとともに、電子メール等を用い従業員への注意喚起を行います。
6. 教育
エフテックで働くすべての従業員に倫理意識の醸成と企業倫理改善提案窓口の連絡先を周知徹底するため「わたしたちの行動指針」ポケットブックを配布するとともに理解しやすいようガイドブックを配布しています。また毎月のメールマガジンによる情報展開、年代や階層に合わせたコンプライアンス研修を定期的に行います。
7. 倫理・コンプライアンス意識の把握
当社では各職場でのストレスチェックを行うため定期的にアンケートを実施していますが、その中でハラスメントの発生状況などを把握しています。その分析結果から、各組織、職場は改善策の策定を行い、コンプライアンス委員会がその進捗を管理します。